『ジャパニーズ・ウィスキー』
ってよばれてる日本のウィスキーが
海外でグイグイ人気が出てきて
出荷制限までかけられるように
なってるんです!
そんな中
日本で新たに注目されてるお酒
それが『ジャパニーズ・ジン』!
もくじ
ジンってどんなお酒?
そもそもジンってどんなお酒?
『ジン』は大麦、ジャガイモ、ライ麦など
穀物類などを原料とした醸造酒に
ボタニカル(ハーブなど)で香り付けして
蒸留したお酒!
元々はオランダで薬として
造られてたことから蒸留するときに
西洋ネズの実(ジュニパーベリー)
やボタニカルと呼ばれる薬草成分を
加えて造られるのが
ジンの最大の特徴となっているんだけど
そもそもジュニパーベリーを加えないと
ジンって呼べないんです!
ウォッカとの違いは?
お店でよくジンと一緒に
並べられてる『ウォッカ』
同じ無色透明で違いが
分かりづらいけど
中身は全然別物!
ジンは上で書いたように
薬草成分が使われてるので
お薬のような香りがするけれど
ウォッカは全くの無臭!
原材料はジンと同じ穀物類を
使った蒸留酒だけど
造られた原酒を
白樺の炭で濾過されたお酒
それだけが『ウォッカ』と
呼べるんです!
同じスピリッツと呼ばれる
お酒の仲間だけど
全然違うので買う時は
注意するようにね!^^;
なぜジャパニーズ・クラフトジンが注目されるのか?
最近ビール業界では
クラフトビールがブームで
色んな地ビールが造られてるけど
ジンも蒸留施設さえあれば
造ることが出来る!
そして自由度が高いのも
ジンの特徴!
上では原材料が穀物類って
書いたけど
ジンはジュニパーベリーで
香り付けさえすれば
何でも『ジン』って呼べちゃうんです!
なので各地域の特産品を使った
クラフトジンが造りやすくて
造り方のプロセスも
焼酎とだいたい同じ!
地域特産の主原料を
原酒に漬け込む方法や
漬け込んだ原酒をブレンド
させる方法など
造り手の個性を活かしやすいのも
ジンの自由度の高さの1つ!
またウィスキーのように
3年間熟成させる必要もなく
造ればすぐに売り出せるので
焼酎文化の盛んな関西では
焼酎メーカーや
顔の見える小規模な造り手が
続々と参入しているんです!
京都で日本初のクラフトジン専門店も!
京都で作られるクラフトジン
『季の美(きのび)』
【出典:https://kyotodistillery.jp/products/kinobi/】
クラフトジンは作った原酒を
ブレンドさせるって書いたけど
この『季の美』は
1、2種類のブレンドではなく
11種類のボタニカルを6つのグループ
『ベース』、『シトラス』、『ティー』、『スパイス』
『フルーティ&フローラル』、『ハーバル』に分類し
それぞれの素材を最大限活かしながら
蒸留し最後にブレンドするという製法をしている
こういった一つ一つの地道な作業の積み重ねで
作られていくジンこそ
ジャパニーズクラフトジンらしさ
と言えるのではないかと思います٩( ”ω” )و
クラフトジンのこれからの展望
蒸留施設があれば造ることが出来て
各地域の特産品を
原料とすることができるので
全国に広がれば
様々な味わいのご当地ジンが誕生し
ジンを飲むことで
その場所へ旅行したような
気分になれる
そんな面白いお酒が数多く
できればいいですよね♪
最近ではお肉や野菜でも消費者が
作り手の顔の見えるものを選ぶ
ようになってきているので
お酒の業界でも
そういった安心安全で
個性の感じられる商品が
これから注目されるのでは
ないかと思います!
日本では「とりあえずビール」って
いうのがあるけれど
海外では「とりあえずジントニック」と言って
自分の好みのジンを
選ぶのがのが多いんだって!
日本でも初めの一杯が
自分の好きなお酒で
乾杯できるようになれば
もっと飲みに行くのも
楽しくなりそうですよね(*^^)v